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二十四節気「秋分(しゅうぶん)」と七十二候
「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」
「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」
「水始涸(みずはじめてかるる)」
についてまとめています。

2026年 秋分と七十二候の早見表

手帳に書き留めたい方は
ご参考にどうぞ♪
この記事では秋分と七十二候の意味や2026年の日程のほか、旬の食べ物や薬膳、ハーブ・アロマ、季節のお片付けなど、秋の訪れを暮らしの中で楽しむヒントをご紹介します。
▼秋分の一つ前、「白露」の記事はこちら


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秋分とは?2026年の秋分はいつ?


二十四節気(にじゅうしせっき)は、太陽の動きをもとに1年を24に分けた、季節の移り変わりを示す暦です。
秋分は二十四節気の16番目にあたり、例年9月23日ごろから10月7日ごろまで。
秋を初秋・仲秋・晩秋の3つに分けた暦では「仲秋」にあたり、白露の次、寒露の前に訪れます。
2026年の秋分は、9月23日(水)〜10月7日(水)ごろです。
2026年は9月23日9時05分に太陽黄経が180度となり、秋分を迎えます。
(国立天文台「暦計算室」より)
「秋分」は、昼と夜の長さがほぼ同じになるころとして知られています。
また、1787年に出版された『こよみ便覧』には、秋分について「陰陽の中分なればなり」と記されています。
太陽が真東に近い方角から昇り、真西に近い方角へ沈むこのころを境に、少しずつ夜の時間が長くなっていきます。
暦の上では秋のちょうど真ん中にあたり、ここから季節は少しずつ晩秋へ向かっていきます。
道ばたには彼岸花が咲き、スーパーには梨やぶどう、きのこ、さつまいもなど秋の味覚が並ぶころ。
「秋が来た」という実感が、身近なところで少しずつ増えていきます。
秋分を迎える9月23日ごろは、国民の祝日「秋分の日」にもあたります。
また、この時期は秋のお彼岸でもあり、お墓参りをしたり、おはぎをいただいたりする家庭もあります。
秋分の日やお彼岸についてはまた別の記事で詳しくご紹介するとして、まずは二十四節気「秋分」ならではの自然の変化を、七十二候とともに見ていきましょう。
2026年秋分の七十二候


七十二候(しちじゅうにこう)は、二十四節気をそれぞれ3つに分け、約5日ごとの自然の変化を表した暦です。
秋分の七十二候は、
初候「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」
次候「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」
末候「水始涸(みずはじめてかるる)」
となっています。
雷乃収声|雷が鳴り響かなくなるころ


秋分の初候は「雷乃収声」。
読みは「かみなりすなわちこえをおさむ」で、例年9月23日〜9月27日ごろにあたります。
2026年の「雷乃収声」は9月23日(水)〜9月27日(日)ごろです。
「雷乃収声」は、夏の間に鳴り響いていた雷が、次第に聞こえなくなってくるころを表しています。
春の七十二候には、反対に「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」という候があります。
春になって雷が鳴り始め、夏を過ぎ、秋分を迎えるころにはその声も静かになっていく。
七十二候を一年通して見てみると、雷ひとつにも季節の巡りが表されているのが面白いですね。
もちろん、実際には秋になっても雷が鳴る日はありますが、真夏の夕立や激しい雷雨は少しずつ減ってくるころ。
空を見上げれば、秋らしい雲を見かける日も増えてきます。
雷の音が遠ざかり、少し静かになった空からも、夏から秋へ移ったことを感じられそうです。
蟄虫坏戸|虫たちが土の中へ隠れるころ


秋分の次候は「蟄虫坏戸」。
読みは「むしかくれてとをふさぐ」で、例年9月28日〜10月2日ごろにあたります。
2026年の「蟄虫坏戸」は9月28日(月)〜10月2日(金)ごろです。
「蟄虫」とは、土の中などに隠れて冬を越す虫たちのこと。
「坏戸」には、穴の入り口を土でふさぐという意味があります。
つまり「蟄虫坏戸」は、寒い季節に備えて虫たちが地中へ入り、巣穴の戸を閉じるころを表した言葉です。
とはいえ、9月の終わりはまだ暖かい日もあり、実際の虫たちが一斉に姿を消すわけではありません。
夜にはコオロギやスズムシなど、秋の虫の声が聞こえることもあります。
それでも朝晩は少しずつ涼しくなり、生き物たちもこれからやってくる寒さへの準備を始めるころ。
私たちも薄手の長袖を出したり、寝具を少し暖かいものに替えたり。
小さな虫たちの冬支度にならって、暮らしの中でも季節の準備を始めてみたくなりますね。
水始涸|田んぼの水を抜き、稲刈りを始めるころ


秋分の末候は「水始涸」。
読みは「みずはじめてかるる」または「みずはじめてかれる」で、例年10月3日〜10月7日ごろにあたります。
2026年の「水始涸」は10月3日(土)〜10月7日(水)ごろです。
「水始涸」は、田んぼの水を抜き、稲刈りの準備を始めるころを表しています。
「水が涸れる」と聞くと、川や池の水がなくなってしまうようにも思えますが、ここでいう水は田んぼの水。
稲が実り、収穫の時期を迎えるのに合わせて水を落としていく、昔ながらの稲作の風景が表されています。
地域や品種によって稲刈りの時期は異なりますが、秋になると黄金色に色づいた田んぼや、刈り取られた稲を見る機会も増えてきます。
春に田植えをし、夏の暑さの中で育った稲が、ようやく実りを迎える秋。
七十二候の最後が田んぼの風景で締めくくられると、秋分が「実りの季節」であることを改めて感じます。
新米がおいしい季節でもあります。
炊きたてのごはんを味わいながら、秋の実りに目を向けてみるのも、この時期ならではの楽しみ方ですね。
秋分におすすめの食べ物と薬膳の考え方


秋分のころは、朝晩の涼しさが増し、少しずつ秋らしい空気を感じるようになります。
一方で、日中はまだ暑さが残ることもあり、夏の疲れや季節の変わり目による体調のゆらぎが気になるころです。
薬膳では、秋は乾燥の影響を受けやすい季節とされ、胃腸をいたわりながら、体にうるおいを補う食材を意識するとよいとされています。
また、この時期は新米や秋刀魚、生落花生など、秋の実りがおいしくなる季節。
今回は、秋分のころに楽しみたいものとして、新米・秋刀魚・生落花生をご紹介します。



旬の味覚を楽しみながら、季節に合った食事で体を整えていきましょう♪
新米|実りの季節を感じる秋の恵み


秋分の七十二候「水始涸(みずはじめてかるる)」は、田んぼの水を抜き、稲刈りの準備を始めるころ。
ちょうどこの時期は、各地で新米が出回り始めます。
薬膳では、穀類や豆類は食事の基本となる大切な食材。
なかでもうるち米は、「気」を補って体力を支え、胃腸の働きを整える食材とされています。
夏の疲れが残りやすく、季節の変わり目で胃腸もゆらぎやすい秋分のころに、毎日の主食として取り入れやすいのも魅力です。
玄米は白米よりビタミンB群や食物繊維を多く含みますが、消化に負担を感じることも。
胃腸が疲れているときは、無理に玄米にせず、白米をやわらかめに炊いていただくのもよさそうです。
炊きたての新米で、お米そのものの甘みと秋の実りを楽しんでみましょう。
秋刀魚|「薬の魚」とも呼ばれる秋の味覚


秋分のころに旬を迎える魚といえば、秋刀魚(さんま)。
薬膳では、秋刀魚はさまざまな働きを持つことから、「薬の魚」と呼ばれることもあります。
胃腸の働きを助け、食欲不振や疲労をいたわるとされ、夏の疲れが残りやすい秋分のころにも取り入れやすい魚です。
栄養面では、EPAやDHAなどの不飽和脂肪酸に加え、血液づくりに関わるビタミンB12や鉄も含まれています。
疲れやすさや貧血が気になるときにも、意識して取り入れたいですね。
定番の塩焼きもおいしいですが、炊き込みご飯にすると、焼いたときに落ちやすい脂やうまみもごはんと一緒に楽しめます。
旬の秋刀魚を味わいながら、秋らしい食卓を楽しんでみましょう。
生落花生|旬の今だけ楽しめる秋の味覚


秋分のころに旬を迎える食材のひとつが、生落花生(生ピーナッツ)です。
まだ日中は暑さが残る一方で、朝晩は少しずつ涼しくなり、空気の乾燥も気になり始めるころ。
薬膳では、落花生は体にうるおいを与えながら、胃腸の働きを助ける食材とされています。
一年中見かける炒ったピーナッツとは違い、掘りたての生落花生を楽しめるのは秋ならでは。
さやごと塩ゆでにすると、ほくほくとやわらかく、やさしい甘みを楽しめます。
赤い薄皮も一緒に食べるのがよいとされ、ポリフェノールを含むのもポイントです。
ピーナッツの薄皮は少しカサカサして食べにくく感じることもありますが、ゆでた生落花生ならしっとりとして、薄皮ごと違和感なく食べやすいですよ。
生落花生のゆで方や、実際に食べてみた様子はこちらの記事で詳しくご紹介しています▼


秋分におすすめのハーブやアロマ


秋分のころは、日が少しずつ短くなり、朝晩の空気にも秋らしさを感じるようになります。
ゆっくり過ごす夜の時間が増えたり、衣替えを意識し始めたりと、暮らしの中でも季節の変化を感じやすいころです。
今回は、秋分のころに楽しみたい香りとして、サンダルウッドとパチュリをご紹介します。
香りを楽しみながら、秋らしい時間をゆったり過ごしてみましょう。
サンダルウッド|お彼岸のころに楽しみたい静かな香り


秋分のころにおすすめしたい香りのひとつが、サンダルウッド。
日本では「白檀(びゃくだん)」の名でも親しまれ、お香としてもなじみのある香木です。
インドでは古くから宗教儀式や瞑想に用いられるなど、人々の暮らしや祈りと深く結びついてきました。
秋分のころは、秋のお彼岸の時期でもあります。
いつもより少し静かに手を合わせる機会が増えるころだからこそ、お香にも使われてきたサンダルウッドの香りを選んでみるのもよさそうです。
サンダルウッド精油は、ミルキーな甘さを含んだ、やわらかなウッディ調の香りが特徴。
香りが長く残りやすく、香水ではベースノートとしてもよく使われています。
アロマテラピーでは、心を落ち着けたいときや、ゆったりとした時間を過ごしたいときに取り入れられてきました。
AEAJのアロマテラピー検定でも、1級の対象精油のひとつです。
日が少しずつ短くなり、夜の時間が長くなっていく秋分のころ。
ディフューザーなどでほんのり香らせて、読書や手帳時間、眠る前のリラックスタイムに楽しんでみてはいかがでしょうか。
パチュリ|衣替えの季節に楽しみたい深みのある香り


秋分のころにもうひとつおすすめしたい香りが、パチュリです。
パチュリはシソ科の植物で、熱帯アジアを中心に育つ多年草。
精油は、土を思わせるような深みのある香りに、甘さやスパイシーさをあわせ持つ、個性的なウッディ調の香りが特徴です。
パチュリと衣類には、古くから深いかかわりがあります。
かつてカシミール地方では、衣類を虫から守るため、乾燥させたパチュリの葉を布の間に挟んでいたといわれています。
またヴィクトリア朝時代には、インドからヨーロッパへ運ばれるカシミヤショールにもパチュリが添えられ、その独特の香りが東洋の布を思わせるものとして親しまれていたそうです。
秋分のころは、そろそろ衣替えを意識し始める時期。
昔の人が衣類とともに取り入れてきた香りの歴史を知ると、パチュリがこの季節に少し身近に感じられますね。
アロマテラピーでは、気持ちのバランスを整えたいときや、地に足をつけるように落ち着きたいときにも取り入れられてきた香りです。
先に紹介したサンダルウッドと同じく、パチュリもAEAJアロマテラピー検定1級の対象精油です。
パチュリは香りが濃く、長く残りやすいため、最初は少量から楽しむのがおすすめ。
ディフューザーなどでほんのり香らせて、秋の衣替えやクローゼット整理のおともに取り入れてみてはいかがでしょうか。
秋分のお片付けは「秋の衣替え準備」がおすすめ!


秋分のころのお片付けには、秋の衣替え準備がおすすめです。
日本では、学校や職場などで10月1日を秋の衣替えの目安とすることがあります。
とはいえ、秋分のころは日中に暑さが残る日も多く、夏服をすべてしまうにはまだ少し早い時期。
まずは夏服を少しずつ見直しながら、薄手の長袖や羽織ものを出して、気温に合わせて調節しやすいクローゼットに整えていきましょう。
このタイミングで、秋冬服の状態もチェック。
久しぶりに出してみて「今年はもう着なさそう」と感じた服や、サイズ・好みが変わったものがあれば、衣替えを機に手放すのもひとつです。
まだ状態のよい服なら、捨てる前にフリマサイトへ出したり、リユースショップの買取を利用したりする方法もあります。
秋冬物は需要が高まるシーズン前に買取強化されることもあるので、着ないと決めたら早めに査定へ出してみるのもよさそうです。
秋本番を迎えてから慌てないように、秋分のころから少しずつ衣類を整えておきましょう。
▼秋分のひとつ前、白露の記事はこちら▼


補足:秋分と二十四節気・七十二候についてよくある質問
- 2026年の秋分っていつ?
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2026年の秋分は、9月23日(水)です。
二十四節気としての秋分の期間は、次の節気「寒露」を迎える前日の10月7日(水)ごろまでです。
国立天文台では、2026年の秋分は9月23日9時05分と発表されています。
参考:国立天文台「令和8年(2026)暦要項」 - 秋分って二十四節気の何番目?
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秋分は、1年を24の季節に分けた二十四節気の16番目です。
白露の次、寒露の前にあたり、暦の上では秋の真ん中「仲秋」のころにあたります。
参考:国立天文台「令和8年(2026)暦要項」 - 秋分の七十二候ってなに?
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秋分の七十二候は、次の3つです。
初候「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」
次候「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」
末候「水始涸(みずはじめてかるる)」
雷が静まり、虫たちが冬支度を始め、田んぼでは稲刈りの準備が進むころの自然の変化を表しています。
参考:国立天文台「暦Wiki/七十二候」 - 秋分って昼と夜の長さが同じなの?
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秋分は、昼と夜の長さがほぼ同じになるころとして知られています。
ただし、日の出・日の入りの定義や太陽の見え方の影響があるため、実際にはぴったり同じ長さになるわけではありません。







