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二十四節気「大暑(たいしょ)」と七十二候
「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」
「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」
「大雨時行(たいうときどき(に)ふる)」
についてまとめています。
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大暑とは?2026年の大暑はいつ?

二十四節気(にじゅうしせっき)は
1年を24等分した季節の目安になる暦で、
大暑は12番目、毎年7月23日〜8月6日ごろ。
2026年の大暑は7月23日(木)〜8月6日(木)です。
1787年出版の暦便覧によると、「暑気至りつまりたる時節なればなり」
小暑よりも暑さが厳しくなり、暑さが極限に達する時期。
また立秋直前ということで、暦の上では夏の終盤になります。

大暑の期間はずっと
夏土用になるので
ご自愛しながら過ごしたい!
夏の土用についてはこちらの記事をどうぞ▼


2026年大暑の七十二候


七十二候(しちじゅうにこう)は、二十四節気をそれぞれ3つに分けた暦。
大暑は初候が「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」
次候「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」
末候「大雨時行(たいうときどきふる)」となっています。
桐始結花|桐の実ができはじめるころ
大暑の初候は「桐始結花」で、
読みは「きりはじめてはなをむすぶ」
だいたい新暦7月22日〜7月26日ごろにあたります。
2026年の「桐始結花」は7月23日(木)〜7月27日(月)です。
桐の木が高い梢に実を結び始めるころ。
「花を結ぶ」という言葉も、花が咲くという意味ではなく、花のあとに実を結ぶことを指すと解釈されることが多いようです。
一方で、「結花」とは“結ばれた花”、つまり翌年に咲く花のつぼみを意味するという説もあります。
桐は春に花を咲かせますが、夏のこの時期には、実をつけるのと同時に翌年の花芽も準備し始めるのだとか。
ただ、ここでいう「桐」が、私たちが一般に桐と呼ぶ木なのか、別種の青桐/梧桐(あおぎり)なのかも、はっきりしていません。山下景子さん著「二十四節気と七十二候の季節手帖」によると、桐と青桐は古くから混同されており、清少納言も『枕草子』の中で取り違えているのだとか。
桐は5月ごろに紫の花を咲かせ、7月から秋にかけて実をつけます。
一方の青桐は、6月下旬から7月ごろに小さな白や淡い黄色の花を咲かせ、9月から10月に実をつける木です。
桐の実ができ始めるころなのか、翌年の花のつぼみが生まれるころなのか。
あるいは、そもそも違う種類の桐を表しているのか——。
昔の暦の言葉には、今となっては正確な意味が分からないものもあります。
どの説が正しいのだろうと想像しながら季節の植物を眺めるのも、七十二候の楽しみ方のひとつかもしれませんね。
土潤溽暑|土が湿って蒸し暑くなるころ
大暑の次候は「土潤溽暑」で、
読みは「つちうるおうてむしあつし」「つちうるおいてむしあつし」
だいたい新暦7月28日〜8月1日ごろにあたります。
2026年の「土潤溽暑」は7月28日(火)〜8月1日(土)です。
強い日差しで土が熱をもち、地中の水分が蒸発して、じっとり蒸し暑くなるころ。
「土が潤う」と聞くと、雨を含んだ涼しげな土を想像しますが、この時期の「潤い」は、暑さで地面の水分が蒸気となって立ち上るような状態を表しているようです。
なお、「溽暑(じょくしょ)」とは、湿気を含んだ厳しい暑さのこと。
気温が高いだけでなく、まとわりつくような湿気によって、いっそう暑く感じられる、これぞ日本の夏!といった言葉です。



字面だけで暑苦しい!笑
一年でも特に蒸し暑さが厳しい時期です。
無理に動きすぎず、冷房や水分補給を上手に取り入れながら、体を休ませて過ごしたいですね。
大雨時行|大雨がときどき降るころ
大暑の末候は「大雨時行」。
読みは「たいうときどき(に)ふる」で、例年8月2日〜8月6日ごろにあたります。
2026年の「大雨時行」は8月2日(日)〜6日(木)です。
夏の強い日差しによって積乱雲が発達し、ときどき激しい雨が降るころ。
ここでいう「大雨」は、一日中降り続く雨というよりも、青空が急に暗くなり、雷とともに勢いよく降り出す夕立のような雨のことです。
熱くなった地面を冷ます夏の雨は、昔から草木や農作物を潤す「慈雨(じう)」として喜ばれることもありました。打ち水効果で雨上がりには少し涼しくなり、草木や土から立ち上る匂いに、ほっとすることもあります。
一方、近年では短時間に大量の雨が降り、道路の冠水や川の増水につながることも少なくありません。晴れていても天気が急変することがあるため、外出時には折りたたみ傘を持ち歩き、雷の音が聞こえたり、空に黒い雲が広がったりしたときは、早めに安全な場所へ移動したいですね。
大暑の終わりとともに、暦の上では秋が近づいてきます。厳しい暑さの中にも、夕立や雨上がりの風から、少しずつ季節の移ろいを感じられるころです。
大暑におすすめの食べ物と薬膳効果
一年でも特に暑さが厳しい大暑のころは、たくさん汗をかくことで、体の水分やエネルギーを消耗しやすくなります。
薬膳では、体にこもった余分な熱を冷まし、失った潤いを補いながら、弱りやすい胃腸をいたわることが大切とされています。



旬の食材を取り入れて、
夏バテしにくい体を整えていきましょう!
すいか|熱を冷まして水分補給


夏の果物といえば、やっぱりすいか。
薬膳では「寒性」に分類され、体にこもった余分な熱を冷まし、喉の渇きを潤す食材とされています。
水分を多く含むため、ほてりやむくみが気になるとき、食欲が落ちやすい暑い日の水分補給にもぴったりです。
ただし、体を冷やす性質が強いため、お腹が冷えやすい人や下しやすい人は、冷たいすいかを一度に食べすぎないようにしましょう。
また、「すいかと天ぷらは食べ合わせが悪い」と昔からいわれています。
油の多い天ぷらと、体を冷やす水分の多いすいかを一緒にたくさん食べると、胃腸に負担がかかりやすいと考えられたためです。
絶対に一緒に食べてはいけないわけではありませんが、胃腸が弱っているときは食べる量に気をつけた方がよさそう。
中国では、すいかの種を炒って味をつけた「西瓜子(シーグアズ)」も、身近なおやつとして食べられています。
殻を歯で割り、中の白い実の部分だけを食べるもので、薬膳では咳や痰、便秘などが気になるときに用いられてきたそうです。
日本では捨ててしまうことの多いすいかの種ですが、国が変われば立派なおやつになるのも面白いですね。
トマト|潤いを補い、夏の肌を健やかに


真っ赤なトマトも、夏を代表する旬の食材です。
薬膳では「寒性」に分類され、体にこもった余分な熱を冷まし、喉の渇きを潤す食材とされています。また、胃の働きを整えて消化を助けるとされ、暑さで食欲が落ちたときにも取り入れたい食材です。
トマトには、赤い色素成分であるリコピンのほか、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化成分も含まれています。強い紫外線を浴びる機会が増える夏は、健やかな肌を保つためにも積極的に取り入れたいですね。
ただし、生のトマトは体を冷やす性質があるため、冷えやすい人や胃腸が弱い人は食べすぎに注意しましょう。スープや煮込み料理などにして加熱すると、体を冷やす働きが穏やかになります。
そのまま食べるのはもちろん、そうめんの具や冷製スープ、マリネなどにすると、食欲がない日にもさっぱりと楽しめます。毎日の食事に取り入れるのが難しいときは、手軽に飲めるトマトジュースを活用するのもよいですね。
枝豆|夏の疲れを感じる日の栄養補給に


夏のおつまみとしておなじみの枝豆は、たんぱく質やビタミン類、食物繊維などを含み、食欲が落ちやすい時期にも手軽に食べられる食材です。
薬膳では「平性」に分類されます。
夏が旬の食材には体を冷やす性質をもつものも多いなか、枝豆は体を冷やしすぎず、気と血を補って元気をつける食材とされています。
また、胃腸の働きを整えて消化を助け、体にたまった余分な水分の巡りをよくするとされているため、夏の疲れやむくみが気になるときにもぴったり。
食物繊維も含まれており、便通を整えたいときにも取り入れたい食材です。
枝豆に含まれる必須アミノ酸のメチオニンは、肝臓の働きに関わる栄養素です。
ビールのおつまみとして枝豆が親しまれているのは、味の相性だけでなく、栄養面から見ても理にかなった組み合わせといえそうですね。
一方、枝豆に含まれるフィチン酸には、カルシウムなどのミネラルと結びつき、体への吸収を妨げる性質があります。
チーズなどのカルシウムを多く含む食品をしっかりとりたいときは、枝豆と同時に食べるのを避け、少し時間をずらすとよいでしょう。
定番の塩ゆではもちろん、炊き込みご飯やスープ、サラダなどに加えるのもおすすめです。暑さで食事が簡単になりがちなときこそ、いつもの献立に枝豆を少し加えて、無理なく栄養を補っていきたいですね。



私は冷凍のむき枝豆が
彩りに便利なので常備してます♪
大暑におすすめのハーブとアロマ
大暑のころは、日中の厳しい暑さに加えて、夜になっても気温が下がらず、心身ともに疲れがたまりやすい時期です。
そんな季節には、鮮やかな色と爽やかな酸味を楽しめるハイビスカスと、寝苦しい夜のリラックスタイムに寄り添ってくれるラベンダーがおすすめ。
ハーブティーや香りを暮らしに取り入れながら、暑い夏を心地よく乗り切りましょう。
ハイビスカス|鮮やかな酸味で夏の水分補給


鮮やかな赤色と、キュッとした爽やかな酸味が特徴のハイビスカスティー。
冷たくしてもおいしく、汗をかいた夏の日の水分補給にぴったりのハーブティーです。
ハーブティーに使われるのは、南国の花としておなじみの観賞用ハイビスカスではなく、同じアオイ科の「ローゼル」という食用品種。
花びらではなく、花が咲き終わったあとに残る肉厚な萼(がく)の部分を乾燥させて使います。
ハイビスカスには、酸味のもととなるクエン酸などの有機酸や、赤い色素成分であるアントシアニンが含まれています。
暑さで疲れを感じるときや、美容を意識したい夏の飲み物として取り入れたいハーブです。
また、カリウムを含むため、体に余分な水分がたまりやすいときにもおすすめされています。
酸味が強く感じられる場合は、ローズヒップやルイボス、ベリー系のハーブとブレンドすると飲みやすくなります。はちみつを少し加えるのもおすすめ。
ハイビスカスティーの中でも、私が個人的に好きなのは、H&F BELXの「ベリーハイビスカス」。
ベリーの甘い香りとハイビスカスのほどよい酸味が楽しめ、アイスティーにすると暑い季節にもすっきりと飲めておすすめです。



ハイビスカスティーはね…
効果だけ見て酸っぱいやつ引くと
本当にすごいからね…笑
ラベンダー|寝苦しい夜のリラックスタイムに


大暑のころは、昼間の厳しい暑さだけでなく、夜になっても気温が下がりにくい熱帯夜が続きます。
暑さで気持ちまで落ち着かない夜には、ラベンダーのやさしい香りを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ラベンダーは、フローラルな甘さの中にハーブらしい爽やかさを感じる香り。
心をゆるめて穏やかに過ごしたいときに使いやすく、アロマテラピーを始めたい方の最初の一本にもおすすめです。
就寝前には、精油をティッシュやアロマストーンに1滴ほど垂らし、枕元から少し離れた場所に置いて芳香浴を楽しみます。香りを強くしすぎず、ほのかに感じる程度から試してみましょう。
ただし、アロマの香りだけで暑さを我慢するのは禁物です。
エアコンなどで寝室の温度や湿度を適切に整えたうえで、眠る前の気分転換として取り入れてくださいね。
ラベンダー精油には産地や品種によって香りの違いがありますが、オイルを選ぶなら、ぜひ一度試してほしいのが「ラベンダー・ブルガリア」。
一般的なラベンダーの穏やかさに、華やかさと深みを加えたような香りで、夜のリラックスタイムにもよく合います。
まずはティッシュを使った簡単な芳香浴から、夏の夜に心地よい香りの習慣を始めてみてはいかがでしょうか。
大暑のお片付けは「寝室」がおすすめ!


大暑を迎える頃は、日中だけでなく夜も気温が下がりにくく、寝苦しさを感じる日が増えてきます。
まずは寝具の上に置きっぱなしになっているものを片付け、空気が通りやすい状態に整えましょう。
シーツや枕カバーを洗濯し、敷きパッドを夏用のものに交換。
ベッドの下や壁との隙間にたまったほこりも取り除いておくと、扇風機やエアコンの風でほこりが舞うのを防ぎやすくなります。
さらに、寝室には水分補給用の飲み物やエアコンのリモコン、必要に応じて冷却グッズをまとめておくと、暑い夜も慌てずにすみます。
一年でもっとも暑さが厳しい大暑は、頑張って家を整えるというより、しっかり休める場所をつくるためのお片付けを。
寝室をすっきり整えて、暑い夏を無理なく乗り切りたいですね。




