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二十四節気「霜降(そうこう)」と七十二候
「霜始降(しもはじめてふる)」
「霎時施(こさめときどきふる)」
「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」
についてまとめています。

霜降と七十二候の早見表
| 区分 | 名称 | 日付 |
| 二十四節気 | 霜降 | 2026年 10月23日(金)〜11月6日(金)ごろ 2027年 10月24日(日)〜11月7日(日)ごろ |
| 初候 | 霜始降 | 2026年 10月23日(金)〜10月27日(火)ごろ 2027年 10月24日(日)〜10月28日(木)ごろ |
| 次候 | 霎時施 | 2026年 10月28日(水)〜11月1日(日)ごろ 2027年 10月29日(金)〜11月2日(火)ごろ |
| 末候 | 楓蔦黄 | 2026年 11月2日(月)〜11月6日(金)ごろ 2027年 11月3日(水)〜11月7日(日)ごろ |
出典:国立天文台 暦計算室「暦要項」「暦Wiki/七十二候」

手帳に書き留めたい方は
ご参考にどうぞ♪
この記事では霜降と七十二候の意味や2026年・2027年の日程のほか、旬の食べ物や薬膳、ハーブ・アロマ、季節のお片付けなど、秋の終わりを暮らしの中で楽しむヒントをご紹介します。
▼霜降の一つ前、「寒露」の記事はこちら


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霜降とは?2026年・2027年の霜降はいつ?


二十四節気(にじゅうしせっき)は、太陽の動きをもとに1年を24に分けた、季節の移り変わりを示す暦です。
霜降(そうこう)は二十四節気の18番目にあたり、例年10月23日ごろから11月7日ごろまで。
秋を初秋・仲秋・晩秋の3つに分けた暦では「晩秋」にあたり、寒露の次、立冬の前に訪れます。
2026年の霜降は、10月23日(金)〜11月6日(金)ごろ、
2027年の霜降は、10月24日(日)〜11月7日(日)ごろです。
2026年は10月23日18時38分、
2027年は10月24日0時33分に太陽黄経が210度となり、霜降を迎えます。
(国立天文台「暦計算室」より)
「霜降」は、朝晩の冷え込みがいっそう厳しくなり、霜が降り始めるころ。
1787年に出版された『こよみ便覧』では、霜降について「つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆゑ也」と記されています。
これは、冷え込みが厳しくなり、露に代わって霜が見られるようになる、冬の訪れを感じ始めるころという意味です。
暦の上では秋の最後の節気となり、季節はいよいよ冬へと向かっていきます。
木々の葉が赤や黄色に色づき、山々では紅葉が見頃を迎えるところも。
身近なところでも、秋の終わりを感じる場面が増えてきます。
日中は穏やかな秋晴れの日もある一方で、朝晩はぐっと冷え込む時期でもあります。
暖房器具を準備したり、厚手の衣類や寝具を出したりと、本格的な冬に向けて暮らしを整えておきたいころです。
まずは二十四節気「霜降」ならではの自然の変化を、七十二候とともに見ていきましょう。
2026年・2027年 霜降の七十二候


七十二候(しちじゅうにこう)は、二十四節気をそれぞれ3つに分け、約5日ごとの自然の変化を表した暦です。
霜降の七十二候は、
初候「霜始降(しもはじめてふる)」
次候「霎時施(こさめときどきふる)」
末候「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」
となっています。
霜始降(しもはじめてふる)|霜が降り始めるころ


霜降の初候は「霜始降」。
読みは「しもはじめてふる」で、例年10月23日〜10月27日ごろにあたります。
2026年の「霜始降」は10月23日(金)〜10月27日(火)ごろ、
2027年は10月24日(日)〜10月28日(木)ごろです。
「霜始降」は、その名のとおり霜が降り始めるころという意味です。
霜は、空気中の水蒸気が冷えた地面や草木の表面に触れ、氷の結晶となって付着したもの。
気温がぐっと下がる晴れた朝などに見られ、草花や落ち葉が白く縁取られたような、美しい風景をつくります。
その秋に初めて降りる霜は「初霜(はつしも)」と呼ばれ、冬の季語にもなっています。
ただし、霜が降り始める時期は地域によって異なり、北海道や山間部では早く、暖かい地域ではまだ霜が見られないこともあります。
七十二候は、実際の天候を予報するものではなく、昔の人々が自然の変化をもとに季節を表したものです。
朝晩の冷え込みが増し、冬の気配を感じ始めるころ。
少し早起きした朝には、庭先や道端の草木を眺めて、小さな季節の変化を探してみるのもよいですね。
霎時施(こさめときどきふる)|小雨がときどき降るころ


霜降の次候は「霎時施」。
読みは「こさめときどきふる」「しぐれときどきほどこす」で、例年10月28日〜11月1日ごろにあたります。
2026年の「霎時施」は10月28日(水)〜11月1日(日)ごろ、
2027年は10月29日(金)〜11月2日(火)ごろです。
「霎時施」は、小雨がときどき降るころという意味です。
「霎(しょう)」には、しばらくの間や短い時間という意味があり、降ったりやんだりする雨の様子を表しています。
この時期の雨として知られているのが「時雨(しぐれ)」です。
時雨は、晩秋から初冬にかけて、晴れていたかと思うと急に雨が降り、しばらくするとまた晴れるような、変わりやすい天気のこと。
特に日本海側などで見られることが多く、冬の訪れを感じさせる気象現象のひとつです。
「時雨」は冬の季語でもあり、松尾芭蕉の「初しぐれ 猿も小蓑を ほしげ也」という俳句にも詠まれています。
突然の冷たい雨に、冬の近さを感じるころ。
お出かけの際には折りたたみ傘や羽織るものを用意して、変わりやすい秋の空に備えておきたいですね。
楓蔦黄(もみじつたきばむ)|楓や蔦の葉が色づくころ


霜降の末候は「楓蔦黄」。
読みは「もみじつたきばむ」「もみじつたきなり」で、例年11月2日〜11月6日ごろにあたります。
2026年の「楓蔦黄」は11月2日(月)〜11月6日(金)ごろ、
2027年は11月3日(水)〜11月7日(日)ごろです。
「楓蔦黄」は、楓(かえで)や蔦(つた)の葉が赤や黄色に色づくころという意味です。
秋が深まり、朝晩の冷え込みが増すにつれて、木々の葉も少しずつ色を変えていきます。
紅葉は、秋になって日が短くなり、気温が下がるにつれて、葉の中の葉緑素(クロロフィル)が分解され、赤や黄色などの色素が目立つようになる現象です。
赤く色づく葉ではアントシアニンという色素がつくられ、黄色く色づく葉ではカロテノイドという色素が目立つようになります。
ちなみに「紅葉」は「こうよう」とも「もみじ」とも読みますが、もともと「もみじ」は、草木の葉が色づくことを表す言葉でした。
現在では、特にカエデの仲間を「もみじ」と呼ぶことも多くなっています。
紅葉の見頃は地域や標高によって異なり、山間部から平地へと少しずつ移っていきます。
公園や街路樹など、身近な場所でも秋の彩りを楽しめるころ。
お気に入りの場所を散歩したり、紅葉狩りに出かけたりして、秋の最後の景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
霜降の次に訪れる二十四節気は「立冬(りっとう)」。
暦の上ではいよいよ冬が始まり、季節は晩秋から初冬へと移り変わっていきます。
霜降におすすめの食べ物と薬膳の考え方


薬膳では、秋は「肺」と関わりが深く、乾燥から体を守る「潤い」を大切にする季節とされています。
また、霜降は秋土用とも重なり、季節の変わり目にあたる時期です。
薬膳では、消化吸収に関わる「脾(ひ)」をいたわることも大切と考えられています。
▼霜降と重なる「秋土用」についてはこちら


今回は、そんな霜降のころに旬を迎える食材の中から、柿・れんこん・さつまいもをご紹介します。



旬の味覚を楽しみながら
季節に合った食事で体を整えていきましょう♪
柿|秋の乾燥を潤す


秋を代表する果物のひとつ、柿。
9月〜11月ごろに旬を迎え、霜降のころには鮮やかなオレンジ色の柿が店頭に並びます。
薬膳では、柿は寒性で、五味は甘。
体の余分な熱を冷まし、肺を潤して喉の渇きを癒やす食材とされています。
また、柿には抗酸化作用を持つビタミンCが豊富に含まれるほか、同じく抗酸化作用を持つβ-クリプトキサンチンも含まれています。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。
また、β-クリプトキサンチンは体内で必要に応じてビタミンAに変わり、目や粘膜の健康を支えます。
ただし、薬膳では体を冷やす性質が強いとされるため、冷えが気になる方は食べすぎに注意しましょう。
そのまま食べるのはもちろん、シナモンなどの体を温める性質を持つスパイスと組み合わせるのもおすすめ。
薄切りにした柿にシナモンを振りかけたり、温かい紅茶と一緒にいただいたりして、秋のおやつ時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
れんこん|肺をいたわり、潤いを補う


秋から冬にかけて旬を迎える、れんこん。
11月〜3月ごろが旬とされ、シャキシャキとした食感が特徴の根菜です。
薬膳では、れんこんは寒性で、五味は甘。
体の余分な熱を冷まし、肺を潤して喉の乾燥を和らげる食材とされています。
また、れんこんにはビタミンCや食物繊維が豊富に含まれています。
ビタミンCは抗酸化作用を持ち、コラーゲンの生成を助ける栄養素。
食物繊維は腸内環境を整え、お通じをサポートする働きがあります。
れんこんは、生と加熱したものでは薬膳的な働きが異なると考えられているのも特徴です。
生のれんこんには、体の余分な熱を冷ます「清熱(せいねつ)」や、血にこもった熱を冷ます「涼血(りょうけつ)」の働きがあるとされています。
一方、加熱したれんこんには、胃腸の働きを助ける「健脾(けんぴ)」の働きがあるとされ、季節の変わり目に胃腸をいたわりたいときにも取り入れたい食材です。
朝晩の冷え込みが増す霜降のころには、温かい料理にしていただくのもおすすめ。
同じく薬膳では胃腸をいたわる食材とされる鶏肉と一緒に炒めたり、煮物やスープに加えたりして、旬のれんこんを楽しんでみてはいかがでしょうか。
さつまいも|脾を補い、胃腸をいたわる


秋の味覚としておなじみの、さつまいも。
9月〜11月ごろに収穫期を迎え、芋掘りや焼き芋など、秋ならではの楽しみも多い食材です。
薬膳では、さつまいもは平性で、五味は甘。
体を温めたり冷やしたりする性質が穏やかで、さまざまな体質の方が取り入れやすい食材とされています。
また、消化吸収に関わる「脾(ひ)」を補う「健脾(けんぴ)」や、生命活動を支えるエネルギーである「気」を補う「補気(ほき)」の働きがあると考えられています。
さつまいもは、食物繊維が豊富なのもうれしいところ。
食物繊維は、腸内環境を整え、毎日のお通じをサポートしてくれます。
また、肌の健康維持に役立つビタミンCや、余分なナトリウムの排出を促すカリウムなども含まれています。
皮にも食物繊維やポリフェノールが含まれているので、よく洗って皮ごといただくのもおすすめです。
秋土用とも重なる霜降のころは、旬のさつまいもでおいしく「脾」をいたわりたいですね。
焼き芋やふかし芋でほくほくとした甘さを楽しんだり、スイートポテトなどのお菓子作りに挑戦したり。
秋ならではの味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
霜降におすすめのハーブやアロマ


霜降は、秋が深まり、冬の気配を感じ始めるころ。
金木犀の甘い香りに秋の名残を感じたり、温かいハーブティーでほっとひと息ついたり。
香りを楽しむ時間が、いっそう心地よく感じられる季節ですね。
また、10月31日のハロウィーンにちなんで、植物にまつわる古い言い伝えに目を向けてみるのも面白そうです。
今回は、秋を代表する香りの金木犀と、ヨーロッパで魔除けの植物として親しまれてきたジュニパーベリーをご紹介します。
金木犀(キンモクセイ)|秋の香りを楽しむ


秋になると、どこからともなく甘い香りが漂ってくる金木犀(キンモクセイ)。
9月下旬〜10月ごろに小さなオレンジ色の花を咲かせ、アプリコットを思わせる甘くフルーティーな香りで、秋の訪れを知らせてくれます。
金木犀は中国原産のモクセイ科の常緑樹で、中国では「桂花(けいか)」と呼ばれ、お茶やお菓子などにも利用されています。
乾燥させた金木犀の花を使った「桂花茶(けいかちゃ)」は、華やかな香りが特徴。緑茶や烏龍茶などに花を加えて、香りを楽しむこともできます。
また、金木犀の花をアルコールに漬け込んで作る「金木犀チンキ」も、秋ならではの手仕事のひとつ。
花の香りをアルコールに移して保存する方法で、完成したチンキは香りを楽しむクラフトなどに活用できます。
金木犀の花が咲く期間は短いですが、お茶やチンキにすることで、秋の香りを少し長く楽しめるのも魅力ですね。
金木犀が香る季節には、散歩の途中で花を探してみたり、温かい桂花茶をいただいたりして、秋のひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ジュニパーベリー|森の香りと魔除けの伝承


10月31日はハロウィーン。
ハロウィーンの季節にちなんでご紹介したいのが、古くから魔除けや浄化の植物として親しまれてきたジュニパーベリーです。
ジュニパーベリーは、ヒノキ科の常緑針葉樹「セイヨウネズ」の果実のような球果(きゅうか)。熟すと青黒くなり、スパイスやジンの香りづけにも利用されています。
ヨーロッパでは、ジュニパーの枝を燃やした煙で家や空間を清めたり、悪いものを遠ざけたりする風習があったと伝えられています。
そんな神秘的な歴史を持つジュニパーベリーの精油は、すっきりとしたウッディな香りが特徴。針葉樹の森を思わせる爽やかさの中に、少しスパイシーな香りも感じられます。
秋の夜長には、アロマディフューザーなどで香りを楽しむのもおすすめ。
ハロウィーンの飾りつけをしたお部屋で、ジュニパーベリーの香りとともに、ヨーロッパの古い言い伝えに思いを巡らせてみるのも素敵ですね。
霜降におすすめの季節のお片付け
霜降は秋から冬へと移り変わる季節。
秋土用とも重なるこの時期は、大がかりな片付けよりも、冬を心地よく迎えるための小さな整理がおすすめです。
霜降のお片付けは「冬支度の小さな整理」がおすすめ!


朝晩の冷え込みが増し、温かい飲み物が恋しくなる霜降のころ。
まずは、紅茶やハーブティーなど、お茶まわりを整えてみませんか?
飲みかけの茶葉やティーバッグの賞味期限を確認したり、お気に入りのマグカップやティーポットを使いやすい場所に並べたり。
金木犀の香りを楽しめる桂花茶など、季節のお茶を取り入れてみるのも素敵ですね♪
また、立冬を目前に控えたこの時期は、あったか小物の見直しにもぴったり。
肌着やタイツ、厚手の靴下、マフラーなどを取り出して、数や状態を確認しておきましょう。
傷んだものを買い替えたり、足りないものを買い足したりしておけば、急な冷え込みにも慌てずにすみます。
秋土用の時期は、無理をせず、できることから少しずつ。
温かいお茶でひと息つきながら、冬支度を楽しんでみてはいかがでしょうか。
霜降のお片付けチェックリスト


- 紅茶やハーブティーの賞味期限・ストックを確認する
- マグカップやティーポットを使いやすい場所に整える
- 肌着・タイツ・厚手の靴下の数や状態を確認する
- マフラーや手袋などの冬小物を取り出す
- ブランケットやひざ掛けを準備する
- 足りない冬物を買い足す



2026年の無印良品週間は
10月23日(金)〜11月3日(火・祝)
お茶やあったか小物をお得に買い足してみるのもいいですね♪
まとめ|霜降は秋の終わりを楽しみ、冬支度を始めるころ


霜降は、秋が深まり、冬の訪れを感じ始める季節です。
秋の味覚を楽しんだり、金木犀の香りに季節を感じたり、温かいお茶でほっとひと息ついたり。
立冬を迎える前に、あったか小物を整えるなど、少しずつ冬支度を始めるのもいいですね。
秋土用とも重なるこの時期は、無理をせず、自分のペースで。
過ぎゆく秋を楽しみながら、心地よく冬を迎える準備をしていきましょう♪
▼秋土用の期間や間日、過ごし方についてはこちら


補足:霜降と二十四節気・七十二候についてよくある質問


- 霜降は何と読む?どんな意味?
-
霜降は「そうこう」と読みます。
「霜が降り始めるころ」という意味で、秋が深まり、朝晩の冷え込みが増してくる季節を表しています。
二十四節気の18番目にあたり、秋の最後の節気です。 - 霜降と寒露の違いは?
-
寒露(かんろ)は、草花に宿る露が冷たく感じられるころ。霜降(そうこう)は、さらに季節が進み、霜が降り始めるころを表しています。
寒露から霜降へと移り変わるにつれて、秋が深まり、冬の気配が近づいてきます。 - 霜降になると、必ず霜が降りるの?
-
霜降は、全国で一斉に霜が降りる日というわけではありません。
霜が降りる時期は地域やその年の気象条件によって異なり、標高の高い地域では早く、温暖な地域では遅くなる傾向があります。
霜降は、季節の移り変わりを表す暦の目安として親しまれています。 - 霜降の七十二候は何?
-
霜降の約15日間は、さらに3つの七十二候に分けられています。
- 初候「霜始降(しもはじめてふる)」:霜が降り始めるころ
- 次候「霎時施(こさめときどきふる)」:小雨や時雨が降るころ
- 末候「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」:楓や蔦の葉が色づくころ
七十二候は、二十四節気をさらに細かく分け、自然の変化を表した暦です。
- 霜降の次の二十四節気は?
-
霜降の次は、冬の始まりを表す「立冬(りっとう)」です。
2026年の立冬は11月7日、2027年は11月8日。
暦の上では、霜降が終わると冬を迎えます。








